
「TOKYOタクシー」
大好評のうちに、幅広い層に受けて大ヒットいたしました。
大変に、有難うございます。
誰もが老若男女問わず、ハッピーな気持ちで家路にむかう映画ってそうないですからね。
その意味では、どなたにでもすすめることができます。
高齢者施設ホテルに入居するために呼んだタクシー運転手と、東京の思い出の地を巡りながら、倍賞千恵子さん(高野みれさん85歳)は、思い出の地をまわってくれと頼みます。
85歳ですから二度と行けないかも知れません。
仕事に家庭に追われている運転手が、木村拓哉さんです。
戦後を生き抜いたすみれさんは自らの思い出を、包み隠さず語っていくんですね。
この年でイイカッコをすることはないと正直に事実を。
そこに、すみれさんだけではなく、戦後を生きた人の良かったこと、悔いが残っていることなど、とつとつと運転手にまるで懺悔のように語ります。
ここが凄いですね。
倍賞千恵子さんでなくてはあり得ないくらい。
木村拓哉さんは、いつもより抑えて地味に好演。
前にも吉永小百合さんの「てっぺんの向うにあなたがいる」のときに書きましたが、
もともとは、フランス映画「パリタクシー」に感激した山田洋次監督が、吉永小百合さんとの対談でいきなり「『パリタクシー』ご覧になってますか。いいですよ。見てみてください」って感じで対談されてるんですね。
まるでオファーをかけているように。
しかし、本作は倍賞千恵子さんで大正解ですね。
そうなのです。フランス映画「パリタクシー」の山田洋次版リメイクなのです。
<現実世界ではあり得ない展開>と言う人も多くいらっしゃるのですが、そんなことないですよ。
日本で一番貧乏な映画館サロンシネマと八丁座が、こうして映画を打ち続けているのですから。
ここだけの話し、「業界の奇跡」と呼ばれているんですよ。
そうなのです。お客様に支えられているからなのです。
いつも御来館、有難うございます。
幸福な映画館なのです。
あらためまして、これからもよろしくお願い致します。
2025年/日本映画/1時間43分



















































































































































































































































