
©︎フジテレビジョン
「『Love Letter』【4K リマスター】」
寒い日も暑い日も雨の日も、サロンシネマと八丁座にいつも御来館いただき有難うございます。
空調工事で営業ができず大変な御迷惑をおかけいたしましたこと、遅くなりましたがお詫び申し上げます。
『教皇選挙』『小学校~それは小さな社会~』など好評をいただいております。
『104歳、哲代さんのひとり暮らし』は最近ないヒットをしております。
ありがとうございます。
『Love Letter』【4K リマスター】
中山美穂さんが、2024年12月6日に急死の報が流れ、ショックを受けたものです。
中山美穂さん、享年54歳でした。
その日は午前9時に品川駅で関係者と待ち合わせの予定で、大阪でライブが予定されていました。
本人が品川駅に現われず電話にも応じなかったので、関係者が知人とともに渋谷区内の自宅を訪れたところ、水が張られた浴槽の中に前かがみの状態で倒れていたそうです。
原因は事故死です。
その日から、全国の映画館や映画ファンから、あの『Love Letter』をもう一度の声があがったそうです。
日本で大フィーバーとなり、1999年韓国で上映大ヒット、141万人の観客動員の大ヒットでした。
「お元気ですか?」のセリフが流行語になります。
小樽市に観光客が急増するきっかけとなったと言われています。
1995年 キネマ旬報ベスト・テン 日本映画第3位、読者選考ベスト・テン第1位(これが凄いです)
注目の新鋭監督・岩井俊二監督・長篇映画 第一作目です。32歳でした。
ちなみにこのときのベスト・テン日本映画第1位は『午後の遺言状』、第2位は『東京兄妹』となっていました。
各映画祭で賞を総なめにしています。日本アカデミー賞 作品賞をとってますね。
中山美穂さんが各映画祭で主演女優賞を総なめでした。
豊川悦司さんも各映画祭の助演男優賞を総なめでした。
少年少女時代の柏原崇さん、酒井美紀さんらは新人俳優賞を総なめでした。二人とも、好演・怪演でした。
ストーリーを御存知なく、是非ご覧になってみて下さい。
それだけの賞に輝いているので―
だまされたつもりで、是非ごらん下さいませ。
『Love Letter』というくらいで、なにが極めつけのLove Letterかと考えていくと、ものすごく面白いです。
リピーター・ムービーのカルトムービーです。
「めぐり逢い」「すれちがい」「再会」と、ラブ・ストーリーにはそのあたりが見せ場の面白さで、相手が気づいていないこともあるのがますますサスペンスフルで、本作は探ってみたくなります。
「Love Letter」のラブレターとは何だったのだろうかという推理は、見た人同士でとても盛り上がるでしょう―。
中山美穂さんの一人二役も、注目ポイントですね。
初恋映画にハズレなしは本当ですね。
音楽のREMEDIOS(麗美 REIMY)さんのテーマ曲が、「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿とさせ見事にマッチしていました。
「手紙」というものの使い方がにくいですね。
必見の日本映画の登場です。
是非スクリーンでご覧下さいませ。
1995年 日本映画 カラー シネスコ 1時間57分

©︎フジテレビジョン